総しぼり風薔薇柄のアンサンブル。寒いので引っ張り出してきた次第。これで図書館へ行く。リュックに入れるほどの本ではなかったのでトートバックで行く。このバッグ、新聞屋のおまけで、たっくさんはいることはうけあいだが安っぽい。私としてはたくさん入って頑丈なら安かろうがなんだろうがかまわないが、頑丈と言う点もクリアしていない。おまけにそこまで期待するのは酷だ。
行きに一人、帰りに一人着物の人を見る。行きの人はベストみたいな上っ張りを羽織っていた。確か紺の着物だった。帰りの人は微妙に変化した白から灰色の着物で、黒い帯をしていた。帯には牡丹のような花があった。
私の行った範囲は特に繁華街でもなんでもないところなのに二人も見たとはと思う。
ところで私のアンサンブル、真っ赤なので買うときの紹介に「20代の方のお稽古着、着付けの練習に」とあった。私はおばあさんこそ赤い色を着てもいいのではと思うが、と言うより着たければいくつの人でもかまやしないと思う。色の白い人なら映えるのではないか。
もうひとつ、上着を着てしまえば帯要らないな、とひそかに思った。今日は夕方から夜の外出だったので、寒いし上着は着たままであろうから帯、要らない。長尺の小袋帯で、赤い側を表にしている。裏は黒だからそちらのほうがいいとは思うが。なんだかよくわからない花が描いてある。