昨日の予報で最高気温が29度と見て「ルールどころの話ではないっ!」と察知した私はなんと紗を着て麻の長じゅばん、だった。模様はもみじ地は空色。しかし左袖に茶色のしみが二つ。これはまあいいとしよう。朝もそれなりに高かったが新品の二部式襦袢より安いのだからいいとしよう。下駄がつるっと後頭部強打の可能性が大いに出てきたのでウレタン下駄を裸足でつっかける。
実は昨日から日焼けに苦しんでいる私は、着るものが何だって暑いというか痛いというか大変なのだ。着物は密着する部分が少ないだけいい。身幅が少なくてちぃと恥ずかしい状態になるが、タオルやかばんで隠す。
女の人は「涼しそう」という。知らない人も「あ、着物」という。で、年配の人はじとーっとみる。着付けもそうだが、五月に紗を着る馬鹿がどこの世にあるか?気温が気温だものこっちも頭が煮えてどうにかなるのだ。
しかし明日は家にいることを耳鼻科・内科の医師から命じられて着物どころではない。
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