藤原龍一郎さんのサイトと黒田英雄さんのブログに書いたが私がちゃんとものがわかるようになって、といっても知れているが見た映画はあろうことか『日本沈没』だった。小学校の講堂で見た。それはそれは怖ろしいことだった。ものがわかるようになってといっても八歳なのでこれは本当に起こることだと信じて親に逃げるよう頼み込んだが聞いてもらえないのでいっそう怖かった。
八歳児には無理な映画だった。わけもわからず起こるとんでもない怖ろしいことに見えたのだ。だいたい小学生で理解できるのだろうか。
いくらベストヒットだからといって小学生に見せても意味がないか、いたずらに恐怖をあおるだけだと思う。中学生に日活ロマンポルノ(見たことない)を見せてはいけないのと同じことで、見せてはいけなかった。