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伊良部の馬鹿伊良部の馬鹿山手線はさびしい電車です 高瀬一誌
この一首で高瀬さんの短歌を語ろうという気は毛頭ないがこのごろよく思い出すので。ダンディな男の背中、というのが感じられる。山手線に乗ったことは数回あるけれど、山手線に毎日乗っているとさびしい電車なんだろう。ダンディって何だろう、大人の男の持つものはなんだろう。いつも背広を着て前を歩いてゆくその背中を見て考えていた。
私が気づく前に小池さんは私を見ていたらしい。ずっと後で「はじめてみたとき『暑い暑い』とスカートをまくって風を送ってたぞ、大変な子がきたものだなと思ったぜ」
私が積極的に接触を持ったのが次の横浜の歌会で二次会が氷川丸の上でやるというので浮かれまくり、「小池さんを叩いて着たらお菓子をあげる」といわれて本当に頭のてっぺんに飛んでぺちんとはたいて来てしまった。「いてぇなあなにすんだよー」かわいそうな小池さん。でも、若手の女性歌人にあろうことか「プロレスラーになったら」などと耳打ちし泣かせ「ね、寝ればいいんだろう!」と破れかぶれなことを言った。私はその前でひたすらご飯を食べていたが「そんなとこで寝ると風邪ひきますよ」といって彼をがっくりさせた「おまえはあっち行って遊んで来い」ゴーカートや百円遊具のコーナーなので「私はそんなこどもではありません」
こどもなんだよ…
もうほかの部署へ移ったKさん独身四十歳。「XXX(風俗街の名前)へ行きてぇー」もう二児のの父のYさん「行けばいいじゃん」「だって金が高いし」「そんでも行きたいんでしょう」「まあそうやけど」
なぜか私が部屋へ入ってきて、ほかの誰もいないか、いても男だけか、全ろうのDちゃんがいるときにその哀切な叫びが聞かれる。私も「行けばいいじゃん」と思ってしまう。あまりに切なそうなので、だめだとかいう余地がない。
実際に行っている人がいて「僕はスケベ、人格が悪い」としょげているところもあった。若いんだしさ。
病院に着物を着ていった。そこには87歳だというおばあさんと、それよりはかなり若いおばさんがいた。私が注射されていると「これはどういう帯の結び方や」「ねこがなんとかかんとか」「べろがでてまっとる」私の体に手を突っ込んで「はさかいがしたらへん」「ぐずぐずや」要するにどうにもこうにもへたくそで、見ていられないものだったらしい。吸入をしている間にも「こうしたらどうやろ」「こうせな」とかしましい。
ああ、名古屋弁で着付けの解説をされてもぜんぜんわからないのですが。
デジカメで撮った写真をプリントしたり着物を着て歩きたくなったりいやいやエスペラントをやるって書いたではないか、ともうわやでである。
何から優先順位をつけようかということさえできないので、とりあえず薬を飲んだ。朝飲まなかった分なのでこれで落ち着くかもしれない。