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新人のS君が「地下鉄の入ってくるときになる音やかましくないですか?いつもびっくりするもん。」別のSさん「名鉄マジやかましい」「ふざけんじゃねえって思う」「でもみんなホームのふち歩いてるし」「かといって当たるわけにもいかんしねえ」「そうそう、やかましいからって電車蹴飛ばしても痛いだけだし」「なんとかならんもんかねえ」
今日の昼ごはんを食べながら話していたことである。警笛が耐えがたく、びっくりするほどの音であるということだというのはどうしてだろう。
土砂降りのこと。明日エスペラントの会合に行く気で、もうその気で満ちていたのになんと八ヶ岳へ行ってしまったのではどうにもならない。
しゃあないし明日はエスペラントの日にする。文通の返事を書き、文法書を読み、小説を読む。
四五歳のときに妹と写真を撮ったことがあるが、二階の部屋で撮ることになり二階へ行くと、妹はずりずりと這い始める。昔のカメラは時間がかかったので、さあ取るから妹を抱いていこうとするとカメラのふたをしゃぶっている。取り上げようとすると父が「それで静かにしとるんだからしゃぶらせとけ」という。
こっちを向けということがわからないので無理やりそっちに顔を向けておくと嫌がる。もう何でもいいから早く撮らないと妹が怒るとシャッターを押した。少し向こうを向いて、レンズのふたをべとべとにして写っていた。
こういう曲を聴くとなぜか心騒ぎ、むやみに走りたくなるのは運動会のせいだと思う。「天国と地獄」を聞いてフレンチカンカンを踊ってみたことがあるが、親にものすごい勢いでそのようなエッチな踊りをしてはいけないと怒られた。小学校二年生に何を期待しているのだろう、なんか活動的になって踊ってみただけだが。
今日は風邪で頭とのどが痛い上に左足が痛いので横になろうと思う。
それは私が小三のときだった。人生ゲームという競技で私は父を負ぶって百メートル移動した。まずは父ないしは母が子を負ぶって走る。次は手をつないで走る。最後が親を負ぶって走る、そういう競技なのだ。
父はその日の四百メートル走で中学の体育教師とトップを競り合った。体格は中肉中背である。一方私は走ることにかけてはすべてをあきらめられている。体格は三年生でも一年生並みでしかない。父は私を負ぶってトップを独走した。手をつなぐところも私は宙を飛んでいるかのようだった。二位との差は歴然。さて私は父を負ぶった。ぐえっ。歩いているというより、父の重みでよろめくことが結果的に移動していることになるという悲惨な移動である。私は心の中で歌った。「おもいーこんだらしれんのみちをーゆくがーおとこのーどこんーじょーおー」父は口も利けない。
これはどの子にも試練の道であったようで私は結局三位だった。それまでにぎやかだった外野もシーンとしてしまい、「小学校三年ではおやは負ぶえない」という事実が明らかになったその一瞬だった。