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団地に捨て猫がいる

大掃除のときに公園の前に人が集まっているのを見たのでか、人懐こく寄ってきた。まだ子猫である、しましまのかなりかわいい猫だ。
「あ、あの猫!」とある人が憎憎しげに行った。なんでも子供がえさをやったり、ごみを荒らすからけしからんのだそうだ。「三味線にせやいいんや」とほかの人。そんな中を猫は尻尾立てて甘えたり転がったりしている。子供連れの若い人がなでている。
この団地はペット不可なのだが、実際は飼っている人が結構いるので自治会が暗に処分せよと通知してくる。

ルールを厳然と作ってペット可にするほうがいいと思うが公営の住宅はなかなかそういうわけには行かない。
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猫に蹴られる

俗に猫キックと言うが、猫が前足で物を掴み後ろ足でキックするのを食らうと痛い。前足はつめを出してるから痛い。後ろ足は結構パワフルに蹴ってくるので痛い。おまけに興奮して噛み付かれるのでなお痛い。

なのに子猫に対して腕を差し出して猫キックの練習台になっていたことがよくある。だから腕は引っかき傷だらけでちょっとお見せできないと言う有様になる。なんでだろう、やめとけばいいのに。

猫の雨宿り

猫はぬれるのは嫌いだ。お風呂に入れたらものすごい声で鳴いて抵抗する。まだ小さい子猫だったから洗えたと言うだけで、あれより半年大きくなったらもう難しい。

そんな猫だから雨にぬれるのもいやなはずだ。出て行ったきり長らく帰ってこないなと思ったら雨が降っていて、止んでしばらくしたら帰ってきた。どこかの軒先とか、雨宿りしてきたのだろう、ぬれていなかった。

決死隊

夜の割と車の通る道にもかかわらず、猫が横断する。猫にしてみても何か用事があるはずで、だったらもっと用心してわたればいいものを、轢かれそうなタイミングで突っ走っていく。はらはら見ている人間の身にもなってほしい。なぜ、あの時あの場所を渡るのか、もっと車がとおらないときを待ってわたってほしい。
いったい猫は何を基準に交通安全を考えているのか。

猫の草

堤防に生えている猫じゃらしの葉のほうを、飼っていた猫たちは好んだ。葉を持って帰ると目の色を変えてかじるのだ。この猫たちは外へも出かけていたのだから自分で食べればいいのにと思っていたが、どうも草丈の問題らしい。猫はそんなに大きな動物ではないからあの草丈では根元のほうに埋もれてしまうのだ。最も冬の猫じゃらしとか、都会の猫じゃらしはさして大きな丈にならないので猫も食べられる。

あのとげとげの葉で胃を刺激して毛玉を出すのだそうである。



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