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身体障害者向けの水泳教室に参加したことがある。背泳ぎをできるようにしたいと伝えたら
水の中で首筋を支えてもらってただくらげのようにふやふやしていることからはじめることになった。くらげになるのはなかなか難しい。水が怖い人でもないのに体に力が入って抜けないため沈んでいくのだ。脳性麻痺者は体の力を抜くことが下手である。一日くらげの練習で終わる。次の日も半分はくらげ。半分はくらげ状態で手を動かす練習をする。その次の日。足も動かしてみる。くらげはかならず一往復する。
今思い出すとやたらくらげの練習をしていたが、どこへ行くかも人任せで天井を見ていることだけ考える。その人が首を落っことしたらどうしようとか思わないこと。インストラクターも「何にも考えなくていいからねー、気持ちいいねー」と声掛けをする。
人間は余分な力が抜ければ、水に浮くものなのだ。そして力が抜けると言うことはとても気持ちがいい。実は心もそうだと思っている。一日の終わり、布団に横になってくらげの練習を思い浮かべる。