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いつものバスに乗ったら途中で目と足の悪い人が乗ってきた。で、そちらが開いていて座りやすいですよ、と言ったのに「ええわ、しゃべらんといて」と怒られてしまった。なんでも病院の送迎バスを三本やり過ごさせられてとても怒っているとのこと。でも私に怒らなくても…
ずっとずっとそのことを言って怒っているのでいずらくなって私のほうがバスを降りた。
IT機器が発達したので眠っている能力を発揮できている障害者は結構多い。ひどい言語障害があったので、コミュニケーションがうまく取れず、知的障害を持っていると思われていた人が、ワープロを与えられて自分の知っていることを打ち始め、その人がとてもたくさんのことを理解していると周りに理解された例や、手に障害があって鉛筆などでの筆記ができなくても、キーボードで筆記できる人たちなどの例。重度の障害があっても機械のほうを合わせることで、その人が職業生活者として自立できるようになった例もある。
私は鉛筆などの筆記具を握り締めてしまうので、原稿などを書くときとてもつらく、200字書いては休み、書いては休みという事情があるが、パソコンなどなら目の疲れは別ではあるが手は疲れない。
大人になって今更…という医師の言葉もあるが、大人になってからアスペルガーなどで苦しんでいる人もいる。私は何かへんだ、へんなことでいろいろ困っている、何とかならないか。その居心地の悪さが今はわかる。
アスペルガー症候群では言語能力は普通かそれ以上であることが多い。ただ対人能力の欠如や、こだわりなどがある。
私は図形関連のことはことごとく苦手だ。トランプ・将棋などなど。いつも夫に「この人右ピッチャー?打つ人は何うち?」と聞き続けている。
子供のころままごとが下手だったそうだ。字を書くとか計算するドリルはできてもお店やさんごっこができないとか。実際問題に弱い。
この年になってもはじめていくところは迷う。迷う分だけ早く出かけるがうまく時間に間に合わないことが多い。人を覚えるのが下手。
空想に浸ってしまうとまあ一時間は現実に帰ってこない。本の中の登場人物と話している人はいるのだろうか。
この年になって今更アスペルガーって言われても、と医師が当惑している。私は今困っていることを何とかしたいのだが。
私は脳性まひ者で、これは選択する余地がなかった。22歳のときから気分障害で、もはや私の人生の半分は心が変調した状態である。脳性まひやほかの身体障害に当事者団体があるが精神障害についてはAA(アルコール依存症の人の自助組織)しか知らなかった。
ぺテルの家について書かれた本をよんだ。ぺテルの家は精神障害者の自助組織だと思う。統合失調の人が多い。(と言うか押し出されている)これを読んでいると、精神を管理するのも「仲間」がいるといないでは大変違っていると言うことがわかる。もちろん医師もいるし、ソーシャルワーカーもいる。でも仲間の体験ほど貴重なものはない。私も入院歴は結構あるが、病院の中でずっと二十年過ごし浦島太郎みたいになってしまって結局帰れない人がたくさんいた。何より医療従事者が人間扱いしてくれないので大変怒りを覚えた。普通、どんな病気でも、退院する日はある。身体障害者でも介助を受けつつ暮らすことができる。だけれども精神障害者は一生病院にいてくれ、家族でさえ、家族だあるからなおさらそういう。私は絶対いやだ。急性期で自他に危害を加えるときならまだしもあそこにいるのは耐えられない。