金東漢・張銀英共著「韓国語レッスン初級Ⅱ」
これだけで独立したテキストなのかと思ったら、前編後編の後編のようなものであった。まあ、ぜんぜんわからないわけではないのだがハングルのほうが多いのでちょっと戸惑う。まあ人間いつまでも離乳食を食べるわけには行かないように、やや難しいものへ進むものだから、これはこれでいい。
ただ危惧したことがあった。NHKの放送を聞いたとき、彼のプログラムになじめなかった。入門編はやることは大して変わらないのに難しく感じる人と易しくかんじる人がいる。
今年度の先生たちは易しく感じる。私の力がうえになったと言うよりなんとなくほいほい乗せられていつの間にかわかったようになった、と言うところだ。もちろん力はついた。しかし。
この本を見てびびるようではまだまだなのか。入門を終えて初級Ⅰに進むのをⅡに進んでしまったのでそう思うのか。それとも相性が悪いのか。キゾー式買ったほうがよかったか。
キゾー式と言うのは今ラジオハングル講座入門編の講師の小倉紀蔵講師の方法、メソッドだ。文法用語がわからなくても話して書けるように(基本程度は)と言うことで、去年の講座では丸だの三角だの四角というものがわさわさ出てきた。丸と三角四角を組み合わせれば文が出来てしまうものだったと記憶している。日本語やハングルのような言葉には向いていると思う。ヨーロッパ言語はいちいち男性名詞だ女性名詞だ複数だ単数だと変わるのでこれは向かないと思う。
この人はもともとドイツ文学をやって、なぜかソウルへ韓国哲学を学びにいって今そっちが専門と言うことなのだがドイツからソウルへと言ったところは本人にしかわからないなぞな部分だ。ありますね、入ったとき勉強するつもりになったことが途中でダイナミックに変更してしまうこと。大学の一学年上に家政学部に入って英文学科(もちろん文学部で、編入したわけでもない)に卒論を出した人がいたけど、どこを卒業したことになるのかな?
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