これは夫の決めたことで、休日前はお風呂に入らない。別に入るなといわれているわけでもないが、体調が悪くて入らなかった。そうしたら着物の紐を締めるウエストラインがかゆくなってきた。
夏時はもっと柔らかい兵児帯をして、浴衣だから楽なものだろうに掻きむしったあとがまだ残っている。

しばらく楽ちんな洋服で休む。

肉体的にも精神的にもばてている。なのにやるべきことが山積している。

この片付かない部屋をバババと片付けてくれる人、レシートの山を家計簿にしてくれる人いないかなあ。

わだちで食べる肉はどうしてあんなに柔らかくなるのか不思議でしょうがない。箸で簡単に切れるし、口でもあまりかまないでも崩れていく。若い者はかたいものを食べて顎を鍛えないといけないそうだがのどに詰まってしまっては大変である。そこまでやわらかくしてもらったものでも飲み込むのに苦労している人がいる。
圧力鍋があるのだろうか?うちにはないし、幸い私は飲み込む障害はないのであえて柔らかくすることはないが豚肉の角煮のやわらかさはぜひ会得したい。今約半時間ばら肉を煮ているが、時間が許せば保温調理したかった。

レンズマメと言う日本の豆と違う豆をご飯に入れて炊いたら、翌日お赤飯みたいになっていたのでうれしい。

デジカメで撮った写真をプリントしたり着物を着て歩きたくなったりいやいやエスペラントをやるって書いたではないか、ともうわやでである。

何から優先順位をつけようかということさえできないので、とりあえず薬を飲んだ。朝飲まなかった分なのでこれで落ち着くかもしれない。

四五歳のときに妹と写真を撮ったことがあるが、二階の部屋で撮ることになり二階へ行くと、妹はずりずりと這い始める。昔のカメラは時間がかかったので、さあ取るから妹を抱いていこうとするとカメラのふたをしゃぶっている。取り上げようとすると父が「それで静かにしとるんだからしゃぶらせとけ」という。

こっちを向けということがわからないので無理やりそっちに顔を向けておくと嫌がる。もう何でもいいから早く撮らないと妹が怒るとシャッターを押した。少し向こうを向いて、レンズのふたをべとべとにして写っていた。