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一万円を超える注文をしてしまったというか、した。雨コートは中古を買った。半衿は意外に高い。衣文かけはそんなに高くない。余計といえば余計な半幅帯は一目ぼれ。
肌襦袢と長襦袢をかねたものがあると聞く。しかし重ね着したほうが安くつくようなので買わなかった。ただサイズが小さかったらこれを買うしか道はない。
帯は長さが気になる。
まず長襦袢。麻の長襦袢があるがもう一枚必要であろう。絽の二部式が欲しい。五月くらいに安売りしていたのを買いそこね、ちょっと高いのだ。古着屋で安いのがあるがポリエステルを夏着たくない。
雨コート。今もっているのは裾が長すぎて引きずるのだ、裾をまつったらいいのかな、まつるぐらいは出来るが。雨コートのサイズがSだ。少ないらしく色もなんだかなと言う感じ。そのくせ高い。
腰紐。なんぼでもほしい。いつも一組だと汗がしみこんでしけって大変。二組なら乾かして置けるし。
半衿。絽とか紗ってなかなかない。「さが美」にあったがポリでかつ高い。あそこなんでも高い。
あと古着で名古屋のつづれ帯って出ないかなあ、願望だけど。
群さんの『きもの365日』を引き続き読んでいる。一回買った古本は人に譲ったので古本屋をめぐったがない。古本でもあまり値が下がっていないので、新しい本を注文する。『きものが欲しい』が文庫になっているがあまり食指が動かない。365日のほうが実際的だしイラストがなんとも言えずよいし、着物の写真がいっぱいいあってうれしい。群さんまでの世代は昔きものが普通だった時代を知っている。この世代へアプローチするのが難しい。きもの観がぜんぜん違うからである。私は肌に違和感がなければ化繊でも何でもいい。ただし肌襦袢は木綿がいい。わたしの買う古着は繰り回しをしたらものすごく高くついてしまうが、お針のできる範囲で繕ったり、最終的には何になるかわからないがやってみてもいい。だって買値が千円してないのだから。何万円も出すと言うのはちょっと気が引ける。群さんが泣きそうである、泣いて怒るかも。
冬はウールと木綿、夏は木綿。自分の手で洗えると言うことは私には必須。帯は洗えないけど。普段着中の普段着でいいのだ。
群さんだって失敗してるんだからきもの初心の私はもっと失敗して覚えてゆくんだろう。親に教わったわけでもないし。きもの文化が途切れたところからはじめるってのは結構大変。